受給事例99 両側進行性感音難聴
- 20代学生。
- 両側進行性感音難聴
- 20歳前傷病による障害基礎年金2級 約78万円。
20歳時で認定日請求
ご相談に来られた時の状況
- ご相談者は、ご両親と一緒に来所されました。
- 6歳頃より両耳の聞こえが悪くなりました。大学病院を受診し難聴と診断されました。
- その後幾つかの病院に転院しました。そうすると初診日が10年以上前になりますので、初診証明取得可否が大きなポイントでした。
当センターの対応
- 相談者に、初診日の証明の仕組みと重要性をご説明しました。また、ご両親が保存されていた聴力検査記録、補聴器購入時の聴力検査記録など参考資料を整理して、「初診日に係る調査票」に回答しました。
- 最初の大学病院では、既にカルテが残っておらず初診証明書は取れませんでした。しかし、初診日及び終診日の記録が残っており通院証明は取れました。また、当時の聴力検査記録はご両親が保管しておられました。
- 2番目の病院でもカルテは残っておらず、当時の診療受信簿から通院証明を書いてもらいました。3番目の病院で初診証明(受診状況等証明書)が取れて、初診証明が出来ました。
成果
- 初診証明が取れましたので、診断書を適切に作成していただき、病歴就労状況等申立書も聴力検査記録を整理して作成しました。
- 聴力検査記録からは障害基礎年金2級は想定できていました。
- 障害基礎年金2級(年金額 約78万円)の支給決定されました。
成功のポイント
- 聴力検査記録が保管されていたこと。参考書類が残っていたことがポイントでした。確実に初診日の証明が出来ました。
3番目の病院も20歳前の受診でしたので、20歳前の受診は認められたとも思われます。それでも、客観的に合理的に証明できる参考書類は重要です。
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